災害時の対応

「災害が起こってケガをしたら、まずどこへ行ったら良いの?」

 中野区では、災害時には区立小中学校などを中心に45ケ所(2019年1月現在)の避難所が開設され、このうち15ケ所には医療救護所が併設され、中野区医療四師会(医師会、歯科医師会、柔道整復師会、薬剤師会)などが協力して医療救護活動を行います。

 医療救護所では、毎年「医療救護訓練」が行われており、平成30(2018)年には中野区立塔山小学校で実施されました。地域の町会の防災会、当該学校生徒、中野区赤十字奉仕団地域分団、中野区福祉団体連合会(体の不自由な方と家族による団体の連合会)、介護サービス事業所連絡会、消防署、消防団、警察署、医療四師会、災害拠点病院、区職員等が参加しました。

 町会の方が「けが人」に扮して搬送役が「医療救護ブース」に運び、医師のトリアージにより、重症(赤色)、中等症(黄色)、軽症(緑色)の判定後、学校に配置されている「災害用医療資器材7点セット」を使って処置の訓練をしました。
薬剤師会は、医師により交付された「災害用処方箋」により「災害用備蓄医薬品」から痛み止め等の投与・服薬指導を行いました。

「おくすり手帳を持って避難しましょう」

「おくすり手帳」を見ると、服用している薬、調剤した薬局、さらには処方した医師も分かります。災害時、薬の供給を受ける場合に役立ちますので、避難するときにはぜひ「おくすり手帳」を持って行って下さい。

(一社)中野区薬剤師会は、災害時の医療救護活動について、中野区と協定を締結しています。

  • 地震などの自然災害により被災者が発生し、区から要請があった時には、薬剤師班を編成し、医療救護所及び医薬品の集積場所等へ派遣します。
  • 医療救護所で、けがや病気の方々に対して調剤及び服薬指導を行ないます。
  • 医療救護所、医薬品集積所等において、医薬品の調達や仕分けや管理を行ないます。

*薬剤師は災害時医療救護活動の時にベストを着用します。


■防災情報リンク集